『大統領の演説』(パトリック・ハーラン著、角川新書)は、一見小粒ですが、中身はとても充実しています。 まえがきには、「大統領のスピーチを読み解くと、スピーチテクニックが学べると同時に、アメリカという国も知ることができるんです。大統領の話術だけでなく、世界的リーダーとなった人たちの魅力の背景も、グローバル時代に生きる上での『教養』としてぜひ知っておいてください。」と書かれています。 特徴は、紹介されている演説の英文がサイト上で公開されていることです。 「角川新書 大統領の演説 掲載演説 英語全文」 英文は本書にも掲載されているのですが、新書ゆえに文字が小さいのが難点です。ですから、サイト上で公開されている英文もうまく活用したいところです。 音声や動画はAmerican Rhetoric Online Speech Bankからダウンロードできます。書籍とは関係ありませんが、あらゆる演説が集められたサイトで、スクリプトも掲載されています。『大統領の演説』に掲載されている演説は全て確認できました。 この本は昨年発売されたものですが、著者のパトリック・ハーラン氏は下記のインタビュー記事で、(トランプ大統領が就任しても本にはならないから)「名演説を集めた僕の本の価値は変わらないと思うよ(笑)」と語っています。 「田舎の力をバカにしてたよね」 なぜトランプが当選したのか、パックンが語る“日本人の知らないアメリカ”(BuzzFeed News) 人を動かすスピーチの技術や教養、英語を学びたい方は、この一冊にじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。ちなみに、電子版だと、特典としてスピーチ全文の日本語訳がついているようです。 |
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