東大生のノート

『東大合格生のノートはかならず美しい』を読んでみました。

初めて書店で目にしたときは別段興味をひきませんでしたが、先日
日経新聞の(確か)「ベストセラーの裏側」に取り上げられて以来、
ちょっと気になる存在になっていたのです。

東大に合格するくらいの人は、知識をまとめる力や記述問題に対応
するスピード力を意識しており、“意識すること”の継続で力がつく。
東大合格生のノートが(「かならず」というのは誇張にしても)美しいのは、
こういうことが背景にあるようです。

ここでは、英語ノートの作り方をご紹介します。東大合格生のノート作り
ということから、前提条件は「授業を受ける」ということになります。
つまり、多くの日本人が体験したであろう「英文和訳」が中心となります。
しかし、これまた多くの日本人にとって、英語力を上げるための方法として
決して悪いものではないことを付け加えておきます。

さて、英語ノートの作り方です。

まず、基本のフォーマットを考えます。ノートに必要なスペースは、英文
(コピーを貼っても手書きで写しても可)、和訳、単語・熟語、板書も含む
授業での解説です。例えば、左ページに英文、右ページに和訳、
左ページの下部にボキャブラリー、右ページの下部に解説というものが
考えられます。次に、予習として英文を自分の力で和訳します。
最後に、授業では大事なところをメモし、自分の訳(解釈)に間違いが
あったときはその箇所を赤ペンなど色を変えて直します。そして、ノート
作りとは直接関係ないかもしれませんが、当然復習もしっかりやります。

一番感心したのは、教科書には書き込まないということです。復習の
際、書き込みのない英文を読むことで理解度を確認できるからです。
書き込んでしまうと、あとで読んだ時に何となくわかった気になってしまう
というリスクがあるためお勧めできません。

もう一つ、間違った箇所を色の違うペンで訂正するというのもさすがだなと
思いました。これは、自分の弱点が一目でわかるため、非常に大事です。
和訳や英作文の練習、ディクテーションなどは、赤ペンなど色を変えて
修正することを強くお勧めします。

「ノートの作り方」という部分に固執すると、それほど面白い本では
ありません。でも、ノート作りはあくまで一つの例としてとらえて、「学んだ
ことをいかにして整理するか」という視点で読んでみるとなかなか面白い
かもしれません。

東大合格生のノートはかならず美しい
文藝春秋
太田 あや


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この記事へのコメント

みき
2008年10月24日 14:29
この本、私も気になっていました。
傍目からみていても、東大生に限らず、頭の良い人のノートやメモの取り方って違いますよね。やはり、頭の構造が、要点を即座にまとめることができるようにできあがっているのでしょうか?
maki
2008年10月24日 23:11
確かに、東大生に限らずできる人はノートのとり方が違いますよね。この本では、頭がいいからノートが「美しい」のではなく、「美しい」ノートを作ろうと工夫することで頭が整理されていくというようなことが書いてあったように記憶してます。

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