読書いろいろ

皆さんは、速読派でしょうか?遅読・スローリーディング派でしょうか?

私はどちらでもないと思います。いわゆる「速読」を身に着けたいと考えてそのような本を何冊か読んだこともありますが、無理だと思いました。ただし、「ざっと速く読む」ことはあります。知りたいことが決まっている場合、ざっとでかまわないから全体を知っておく必要がある場合などです。ビジネス書や仕事関連の本はこのように読むことが多いです。

一方、じっくりと知識を身に着けたい場合や小説を読む場合はゆっくり(というか普通に)読みます。

この度『本の読み方 スロー・リーディングの実践』(平野啓一郎著、PHP文庫)を読みましたが、このようなことが書かれています。

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 端的に言って、速読とは、「明日のための読書」である。翌日の会議のために速読術で大量の資料を読みこなし、今日の話題のために、慌ただしい朝の時間に新聞をざっと斜め読みする。
 それに対して、スロー・リーディングは、「五年後、10年後のための読書」である。それは、今日、明日という即効性があるわけではないが、長い目で見たときに、間違いなく、その人に人間的に厚みを与え、本当に自分の身についた教養を授けてくれるだろう。
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本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文庫)
PHP研究所
平野 啓一郎

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平野さんの主張で興味深かったのは、「辞書癖」をつけようという話です。

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 不思議なことに、何か文章を読んでいて、それが英文の場合、立て続けに三つほど分からない単語が出てくると、人は辞書を引いてみようかと考えるものだが、日本語の場合だと、つい想像ですませてしまう。もちろん、私たちは日本語のネイティヴ・スピーカーなのだから、英語の分からない単語を想像するより、日本語の分からない単語を想像するほうが容易だろうが、その分、分かったつもりで微妙に間違っているという危険は大きいのである。
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私は速読派でも遅読派でもありませんが、スロー・リーディングを時には取り入れてみようと思いました。

余談ですが、この本を読んで、以前読んだ『本を読む本』(J・モーティマー・アドラー著、V・チャールズ・ドーレン著、外山滋比古翻訳、槇未知子翻訳、講談社学術文庫)を思い出しました。ご興味のある方は合わせて読んでみると面白いかもしれません。


本を読む本 (講談社学術文庫)
講談社
J・モーティマー・アドラー

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